燻製は自宅のキッチン道具を使って簡単に作れるのを知っていますか?
食材を燻製するのに使う調理道具を「スモーカー」や「燻製機」などと呼んでいますが、こうした専用の機会がなくても簡単にできるんです。
専用の燻製機は、5,000円~10,000円程度が一般的。
でも自宅のキッチンにある道具を使えばコストを抑えられるし、100円ショップにある道具を組み合わせれば、十分燻製をつくれます。
自宅キッチンにある、燻製にも使える調理道具がこちら。
<燻製ができる調理道具>
- フライパン
- スキレット
- 土鍋
- メスティン
- ボール
- 段ボール
これさえあれば、自宅のガスコンロを使って簡単に燻製料理が楽しめちゃう。
この記事では自宅のキッチンにある調理道具を使った、燻製を作る方法について詳しく解説していきます。
Contents
自宅キッチンにある燻製ができる調理道具
燻製道具①フライパン
自宅にある燻製に使えるキッチン道具1つ目がフライパン。
誰の家にでもあるフライパンさえあれば、燻製料理が楽しめちゃいます。
燻製料理に選びたいフライパンがこちら。
- フライパンに蓋が付いている(できれば透明な蓋がオススメ)
- なるべく高さのあるフライパン
スモークチップを燃やして、内部で燻すためフライパンの蓋は必須です。
フライパンの蓋は、できれば透明なものがオススメ。
蓋を開けずにフライパン内の状況が分かるため、スモークチップに火がついていない、燃え切ってしまった、食材に程よい色づきがあるなど分かります。
またできれば高さのあるフライパンを選ぶようにしましょう。
フライパンに高さがないと、置ける食材が限られてしまいます。また食材と蓋がくっついてしまうと、フライパン内に付く苦い水滴が食材に移ってしまう。
フライパンを使って燻製を作るときは、食材と蓋が直接くっつかないように気を付けましょう!
燻製道具②スキレットオーブン
自宅にある燻製に使えるキッチン道具2つ目がスキレットオーブン。
コスパ良くて、おしゃれな道具として話題になった「ニトスキ」も、スキレットオーブンです。
スキレットオーブンはちょっと重たいですが、その分密閉されているためほとんど煙が出ないのが特徴。
フライパンと同じですが、スキレットオーブンを選ぶ際もなるべく高さのあるものを選ぶようにしましょう。
高さがないので燻製ができる食材が限られる、蓋とくっついてしまうと蓋に付着する苦味成分が食材に移るなど、悪い影響が出てしまいます。
燻製道具③土鍋
自宅にある燻製に使えるキッチン道具3つ目は、土鍋です。
土鍋は高さもあり、自宅の調理道具で燻製を作るのにはオススメ。
牛モモ肉を使ったローストビーフや、豚バラブックを使ったチャーシューなど大きい食材zでも燻製ができます。
ただフライパンやスキレットオーブンと比べると、臭いや汚れが付くと落ちにくい。
後片付けが他の調理道具よりも、ちょっと大変なので注意してください。
燻製道具④ボール
自宅にある燻製に使えるキッチン道具4つ目は、ボールです。
同じ大きさのボールを重ね合わせ、球体上にして使います。
自宅に使わないボールがない方でも、100円ショップでボールとアミを買ってくれば1,000円しないで簡易燻製機が完成。
使い終わったらボールを重ねてしまえばいいので、保管場所も取りません。
自宅の調理器具を燻製料理に使うのは、抵抗がある人にオススメな簡易スモーカーです。
燻製道具⑤メスティン
ここからはキッチン道具ではなく、専用の燻製機(スモーカー)以外でも燻製に使える道具を紹介します。
まずはキャンプや登山に使うメスティン。
メスティンはもともとは、アウトドアでご飯を炊く「飯盒」として使われてました。最近はご飯を炊くだけでなく、炒め物、パスタ、ラーメンなどにも使われています。
メスティンには、その他にも蒸し器として使えるよう、内側にぴったり収まるアミが用意されてます。
付属する網を内側に敷けば、簡単な燻製機の出来上がり
キャンプや登山をされる方は、燻製機を買わずにメスティンを選ぶのも十分ありです
燻製道具⑥段ボール
最後はもっとも手軽な燻製機の段ボールです。
段ボールに切れ込みを入れて、内側に網をセットして食材を乗せれば、簡易燻製機のできあがり。
どの調理道具よりも、状況にあわせて簡単に加工できるのが魅力。
ダンボールは近くのスーパーへ行けば手に入るので、無料で簡易燻製機をつくれます。
ただ密閉性がなく、室内で段ボールを使った燻製するのはオススメできません。
バーベキューやキャンプへ出かけて、もう1品なにか料理を追加したい。
そんな時に、段ボールを使った燻製料理にチャレンジしてみてください!
自宅の調理道具を使った燻製作りに必要なもの
自宅にあって、薫製に使えるキッチン道具を紹介しました。
でもフライパンやスキレットオーブンだけあっても、薫製はできません。
薫製造にはフライパンやスキレットオーブンの他にも、次の3つが必要です。
- 燻煙材
- アルミホイル
- 網やロストル
簡単に解説しますね!
燻煙材(スモークチップ・スモークウッド)
燻製は燻煙材を燃やして出る煙を食材にあてて、風味や香り付けをする料理です。
燻煙材は木を乾燥させてたスモークチップが使いやすくてオススメ。
家のフライパンやスキレットオーブンを使って作る燻製には、スモークチップを使った熱燻で燻製しましょう!
短時間でできて、温度管理も簡単です。
燻製に使うスモークチップ・スモークウッドの種類は?違いを知って燻製を更に楽しく!もっと楽しもう
アルミホイル
フライパンやスキレットオーブンを使って、スモークチップを燃やして食材を燻していきます。
実際にやってみるとわかりますが、燻製が終わるとスモークチップから油っぽい樹液のようなもが出るんです。
燻製前は乾燥していても、終わると思っているよりスモークチップがベタついて、後片付けが大変。
そうならないように、あらかじめフライパンへアルミホイルをしたいから、スモークチップを並べるのがオススメ。
使い終わったら、アルミホイルごと捨てればいいのでラクちんです。
「アルミホイルを敷いたらスモークチップに熱が伝わらないのでは?」
こんな心配をした人は、気にしなくて大丈夫。アルミホイルを敷いても、熱は十分伝わります。
網やロストル
最後にフライパンやスキレットオーブンなど、自宅にあるキッチン道具で燻製をするには、網やロストルが必要です。
例えばフライパンなら、網やロストルを敷いて、底から数センチ高さを作り、スモークチップを並べる。
そして網の上に食材を置く。
食材を網の上に設置することで、全体に香りが付くようになります。
まとめ:初心者が燻製を作るならスモーカー不要
この記事では、自宅キッチンの調理道具を使った燻製作りについて、解説しました。
- 自宅で簡単に薫製を作るなら、燻製木はいらない
- フライパン、スキレットオーブン、土鍋でも燻製は作れる
- 簡易燻製機を決めたら、スモークチップ、アルミホイル、網やロストルを準備しよう!
燻製を作ってるって言うと、周りに驚かれることもあります。
でも実は必要な道具は少ないし、作り方も簡単。
燻し始めれば、あとは放っておくだけです。
色々かって始めるのはハードルが上がるので、まずは自宅にある調理道具で燻製作りにチャレンジしてみましょう!